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処理能力に限界!?暗号資産のスケーラビリティ問題を解説

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暗号資産は世界中で取引されますが、処理能力には限界がある事をご存知でしょうか?
取引需要が処理能力を上回った際に、送金遅延や手数料高騰などが起きてしまいます。暗号資産の特徴である「速くて安い送金」というメリットが失われてしまうのです。こうした問題は、暗号資産の普及に大きな障壁となっています。
この暗号資産業界における大きな課題について、わかりやすく解説していきます。

この記事は、Web3・メタバースのビジネス活用を応援するWEBマガジンであるMetaStep(メタステップ)とのコラボ記事です。

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MetaStep(メタステップ)は、クロスアーキテクツが運営する「Web3・メタバースのビジネス活用を応援するWEBマガジン」です。「学ぶ(Learn)」「探す(Search)」のコンテンツを通じてビジネス活用のアイデアやヒントを提供し、読者の皆様のビジネスの一助となることを目指して活動されています。
この度、オクトノットはMetaStepと提携し、金融×デジタルの多様性を拡張した情報発信に取り組んでいきます。

今回はコラボ記事として、「処理能力に限界!?暗号資産のスケーラビリティ問題を解説」をご提供いただきました。暗号資産の課題について、わかりやすく解説されている記事になります。

暗号資産に潜むスケーラビリティ問題とは?

スケーラビリティとは、システムやネットワークなどの規模を拡大する際の対応力を表す言葉です。暗号資産の世界では、主に1秒あたりに処理できる取引件数(TPS)を指します。
暗号資産のスケーラビリティ問題とは、取引需要が処理能力を上回った際に発生する送金遅延や手数料高騰などが起きることです。
例えば、ビットコインのTPSは約7件、イーサリアムは約27件と、既存の決済システムの代表例であるVisaクレジットカードのTPS1,700と比べるとかなり見劣りします。
そのため、利用者が増えるとすぐに処理能力の限界に達してしまうのです。

スケーラビリティ問題が引き起こす影響とは?

スケーラビリティ問題が深刻化すると、送金に時間がかかったり、手数料が跳ね上がったりします。暗号資産の特徴である「速くて安い送金」というメリットが失われてしまうのです。
また、相場の急変時などに売却したくてもできない事態も発生しかねません。こうした問題は、暗号資産の普及に大きな障壁となっています。

根本的な原因は何なのか?スケーラビリティ問題が簡単に解決できない理由は、ブロックチェーンの特性にあります。
ブロックチェーンは改ざんが難しく透明性が高い一方で、アップデートには全ユーザーの合意形成が必要不可欠。スケーラビリティ問題のように大幅な変更を伴う場合、コミュニティ内の意見対立を招きやすいのです。実際、ビットコインではスケーラビリティ問題への対応を巡って分裂(ハードフォーク)が実施された過去もあります。
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※本記事の内容には「MetaStep」独自の見解が含まれており、執筆者および協力いただいた方が所属する会社・団体の意見を代表するものではありません。
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執筆 オクトノット編集部

NTTデータの金融DXを考えるチームが、未来の金融を描く方々の想いや新規事業の企画に役立つ情報を発信。「金融が変われば、社会も変わる!」を合言葉に、金融サービスに携わるすべての人と共創する「リアルなメディア」を目指して、日々奮闘中です。

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