BlackRockによるトークン化ファンド“BUIDL”とは? パブリックブロックチェーンが切り開く新たな資産運用の形
近年、新しい資金調達や投資の形として、セキュリティトークン(ST)が注目されています。
セキュリティトークンは、有価証券/証券性のある資産などをトークン化したデジタル証券です。
日本でも、2020年5月の改正金融商品取引法の施行後、一般投資家を対象としたセキュリティトークンの発行事例が増えてきています。
他方、日本よりもセキュリティトークン市場が先行/拡大している米国では、資産運用会社大手のBlackRockが、セキュリティトークンの発行・ライフサイクル管理プラットフォームを提供するSecuritize社と提携し、パブリックブロックチェーン上の専用ファンドの設立を2024年3月に発表しました。
本記事では、BlackRockとSecuritize社のこの取り組みがなぜ革新的なのか、このような動きが広がっていくとどのような未来が待っているのか、将来への影響や今後の可能性について考察します。